こんにちは、おりょうです。
今回は、YouTube動画編集のテロップ配色において、素人を脱却する方法について解説いたします。
動画編集において、テロップの文字というのは避けては通れない道ですよね?編集のクオリティがグッとプロに近づくので、ぜひ最後までご一読して活用ください。
素人感の正体
最近YouTube動画は日に日に増えていますよね、これからも参入してくるでしょう。
しかし、検索結果で並ぶサムネイル、編集された動画一覧を見ていると思うことがあります。
「素人感がやばい」
一発で素人感が伝わってしまう共通点として以下があります。
- 色がとっ散らかってる
- 文字が見にくい
- 背景と同化してる
- 配色の基準が謎
- 強弱がなさすぎる
フォントの種類やキャッチコピーといった原因もありますが、ひとまず色にフォーカスして素人感を脱却しましょう。
次の文字を見てください。
続いてこちらの文字を見てください。

色をランダムにしてみただけです。どうでしょうか?気持ち悪かったり、何か意図しない裏を含む印象だったりしませんか?
それもそう、私たちは無意識に色に対するイメージが根付いているからです。映像や雑誌広告などのプロのクリエイターは、必ずこの心理効果を熟知しています。
ちなみに難しくありません、皆さんでも使いこなせます。それは、色にはルールがあってそれに乗っ取ればいいからです。
テロップの基本はネガティブかポジティブ
まずは、テロップの強弱に関する配色について解説します。伝わりやすさをサポートする動画編集においては、非常に重要なポイントです。
テロップの文字色のベースは、以下の3色で大丈夫です。
- ネガティブは青系
- ニュートラルは任意の色
- ポジティブは赤系
情報発信系の動画編集であれば、発信者には強調したいポイントが入っていますよね?それが、ポジティブなら赤系、ネガティブなら青系にします。この配色であれば、心理的にスムーズに視聴者により伝わります。
例えば、以下のような感じです。
「日々の運動不足で不健康な体型になってませんか?」
「そんな時、このXXサプリを毎朝飲んでみてください」
「これで必ず痩せる事が出来ます!」
基本は、この3つのベースだけ守っていれば素人感は消えます。発信者の主張のニュアンスを出来るだけ汲み取り、デザイン面でも伝わりやすく加工してあげましょう。
慣れてきたら、この3つのベースの上に時々アクセントとして、他の色も応用して使うと良いです。例えば、超ネガティブであれば黒、超ポジティブであれば金色とかですね
ニュートラル=発信者のキャラクター性
先ほどの3つのベースのうちの”ニュートラル”。これについて深掘りしていきます。
基本はその発信者のコンテンツ色に統一感があるなら、その色または近しいイメージの色を使用するといいと思います。
特になければ、その人の特徴や性格からイメージカラーを設定してあげましょう。
以下を参考にすると良いです。
- 赤系・・・情熱的、熱血
- 青系・・・クール、知的、誠実
- 緑系・・・穏やか、癒し、
- 黄色系・・・明るい、幼い、愉快
- 橙系・・・陽気、元気
- ピンク系・・・可愛い、アイドル、ゆるフワ
- 白・・・純粋、神聖、無機質
- 黒・・・悪人、闇、恐怖
ただ、以下ような色はイメージカラーとしての使用は避けましょう。
- 原色
- 濃すぎる色
原色というのは
このような、所謂そのままの色のことです。キャラクターというのは個性が大切です。何も混ざっていない原色というのは適切ではありません。
さらにこういった原色は、先ほどのネガポジや何かを主張したい時に使う色になります。なので、原色を使いすぎると安っぽいイメージとなってしまいます。
例えば、アパレルショップに行って周りを見渡しても、原色ってなかなか使われていませんよね?
現実世界でも原色は、何かを主張する看板などにおいて使用するのが主です。
なのでキャラクターのイメージカラーとして適切なのは、”原色に近すぎないこと、また、発信者の性格や特徴にマッチした色”になります。
まずは素人感を脱する
今回の内容をまとめますと、以下になります。
テロップの文字色で意識することは
色には様々な心理効果があり、適当に使うのはNG
ベースはニュアンス別に3色で構成。ネガティブ青系・ポジテイブ赤系・ニュートラル
キャラクターのイメージカラーを決めて統一感を持たせよう
動画編集初心者の場合は、この基本を抑えるだけで大丈夫です。あくまでこの基本の上で、色の心理効果を活用して応用していけば一人前のプロに近づけます。
また、テロップ以外にもサムネイル・ブログ・ランディングページといった、様々な場で利用できる知識です。ぜひマスターしてください。
サムネイル作成の場合、文字色だけではなく文字そのものが大変重要になってきます。
そうした文字、つまり言葉選びについての参考記事も貼っておきます。
▶︎参考記事:超一言を生み出して伝わるサムネイルにする【Youtube動画編集】
色の心理効果についてもっと詳しく知りたい!という方は、以下のサイトなどを参考に応用してみてください。
【参考サイト1】
色とは?色の意味・イメージ・心理効果まとめ。
【参考サイト2】
色彩と心理の関係-「配色」をブランディングに活かそう!
最後に、心理効果だとかルールとか色々言いましたが、デザインに正解はありません。
基礎やテクニックを身につけてきたら、徐々にワザと崩して個性を出すのは全然OKです。
ぜひ、オリジナリティ溢れる動画編集者を目指してみてください。
以上!